フルートは体の一部。丁寧に、大事に扱う
講師紹介
フルートを取り出して組み立てようとしたら、パーツがうまくはまらない…そんな経験はありませんか? 分解時にうまく分解できないからと言って、無理やり引っ張った人もいらっしゃるのでは…? ちょっとしたコツで、準備がスムーズで楽しくなります。本日は、そのようなポイントやコツについて、簡潔に書かせていただきます。
1. フルートの組み立てが難しいと感じる理由
フルートの構造
フルートは、頭部管(吹き口がある)、胴部管(キィが多く長い)、足部管(キィが少なく短い)の3つのパーツでできています。これを正しく組み上げるのは、実は初心者さんにはちょっとしたハードルだったりします。
よくある悩み
組み立てる際に、接続部(ジョイント部分)ががたつく・向きがわからないといったことが多いのではないのでしょうか。接続部が硬い・置き方が分からないといったこともよくお聞きします。
メッセージ
フルートの組み立ては、最初は誰でも戸惑います。しかし、簡単かつ愛おしい作業です。楽しく学んで、演奏の準備をスムーズにしましょう!
2. フルートをスムーズに組み立てるコツ
1. パーツを知る
まず、フルートの3つのパーツを手に持って見てみましょう。頭部管は吹き口があり、胴部管はキィがたくさんあり、足部管はキィが少ないです。
置く際は、テーブルにクロスなど柔らかい布を敷き、その上に置くと尚良いです。
ワンポイントアドバイス
フルートの構造・調律は、他の楽器に比べ、繊細で複雑です。胴・足部管はキィ部分を、頭部管はリッププレート部分を、必要以上に触ったり力をかけないようにしましょう。
2. フルートを組み立てる
頭部管を胴部管に差し込む時は力任せにせず、まっすぐにジョイント部を接合します。接合しにくい場合は、頭部管と胴部管が斜めになっているか、管圧に問題があるかのどちらかです。無理やり差し込まないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
接合前に頭部管・胴部管のジョイントをクロスで軽く拭き、大きな埃を取り除きましょう。ジョイント部の傷は、金属間に埃が挟まった状態で摩擦することで発生します。
ジョイント部に全く傷を作らないことは不可能ですが、なるだけ傷を作らないよう心がけましょう。
胴部管と足部管
胴部管に足部管を差し込む時も、手順や気をつけるポイントは頭部管・胴部管と同じです。まっすぐ、ゆっくりと接合しましょう。
ワンポイントアドバイス
足部管は、明らかにキィが乗っていない部分がありますね。この部分を持ちましょう。
胴部管・足部管は全てのキィが連動しています。キィ部分をぎゅっと握らないようにしましょう。
スムーズな分解の秘訣
楽器の分解時は、各パーツをゆっくり引き抜きます。管体内とジョイント部を掃除棒やクロスを用いて拭き、ケースの指定位置に仕舞いましょう。
このときに、必ず向きを間違えないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
特にキィを拭く際、力を入れず撫でるように拭きましょう。汗がついているから・錆びるのが嫌だから、と言った理由でがしがし拭く方もいらっしゃいますが、これは傷の発生・調律が狂う原因になります。
いくら高級タオルだからと言って、お風呂上がりの身体を、タオルでがしがし拭かないのと同じです。優しく扱いましょう。
3. 組み立てをスムーズにする習慣
慌てない
ジョイント部を拭かない・素早く接合する・慌てて組み立てるのはやめましょう。
また、フルートはドイツ語でdie querflöte、女性名詞です。剣でもありません。がさつに荒く扱わないことを習慣にしましょう。
リラックスして取り組む
組み立ては演奏の第一歩。そして、急いで組み立てなくてはいけないシチュエーションは、普段から気をつけていればそんなに起こりません。
焦らず、ゆっくりフルートを組み立てましょう。
先生に質問
フルート教室のレッスンでは、組み立て方やどこを持ったらいいのかなど、コツは教えてくれるの?
もちろんです。当教室では、組み立て方・扱い方・どうしてその向きで収納されているのかに始まり、どちらから掃除棒を入れるのか・何を基準に組み上げるのか・どこを持てば良いのかなど、丁寧にお伝えしています。
ご不明点はいつでも気軽にご質問ください!
4. フルート教室で組み立てをマスター
安心の個別指導
一対一で、組み立てやお手入れ・仕舞う際のコツをわかりやすくお伝えします。初心者さんでも、初日からスムーズに準備できるようになります。
楽しいレッスン環境
レッスンでは、組み立てから演奏まで、ステップごとに楽しく学んでいただけます。準備がスムーズだと、演奏の時間がもっと楽しくなりますね。
覚えやすさ
ケース内でのフルートの向き・掃除棒を入れる方向・キィの拭き方など、全てに理由があります。当教室では、こういった理由の部分や覚え方までお伝えしているので、覚えやすく、忘れにくく、正しく楽しく楽器の良い状態を長持ちさせることができます。
継続のサポート
寄り添ってサポートさせていただきますので、組み立てやお手入れが自然な習慣になります。普段から頑張らなくてもフルートを良い状態に保てるようになり、メンテナンス時も最低限の事で済むようになります。
フルートの楽しさがどんどん広がりますね!
5. 組み立てがスムーズになるとフルートがもっと楽しく
演奏に集中
フルートの組み立てがスムーズにできると、練習や演奏にたっぷり時間を使えるようになります。「分からないけれど、時間がないから適当に」ということもなくなり、すぐにウォーミングアップに取り掛かったり、好きな曲を吹けるようになります。
自信のアップ
フルートを自分で正しく大事に扱えるという自信は、演奏のモチベーションになります。発表会でも堂々と準備ができる他、楽器を演奏するだけでなく【楽器をきちんと扱える人】になれます。
音楽の第一歩
スムーズな準備は、フルートの音色を楽しむ第一歩です。家族や友人に演奏を聴いてもらう楽しみが広がります。
6. 既存生徒と新規顧客へのメッセージ
既にお越しいただいている生徒へ
組み立てをスムーズにし、演奏の時間を増やしましょう! 正しくきちんと普段のお手入れを行い、楽器のいい状態を長く保ちましょう! 次のレッスンで、是非コツや理由を聞いてみてくださいね。
これからお越しいただく生徒様へ
フルートの組み立てを簡単に学びたい? フルートのお手入れ方法や掃除方法をきちんと学んだことがない? それは大変です! 折角のあなたの楽器です、普段から大事に扱いましょう。無料体験レッスンで、初心者さんでも楽しくスタートしていただけます!
また、この記事をSNSでシェアして、フルートの楽しさを広めてください! 友人を無料体験レッスンに誘って、【フルートを大事にするとはどういうことか】を一緒に学びましょう!
結論
楽器をきちんと扱うということ
フルートの組み立てやお手入れなどは、他の楽器に比べても簡単です。なぜならフルートは、他の楽器に比べると使用されている自然素材が少ないからです。「大変だ・面倒だ」と感じている方ほど、簡単なコツでスムーズにできるようになります! 準備が楽になれば、フルートの音色をすぐに楽しめるようになります。
さて、もう一度お聞きしてみましょう。「あなたは、フルートの掃除方法や仕舞い方などを教わったことはありますか?」
最後に
フルートを気軽に始めるなら、無料体験レッスンで第一歩を! 今すぐ予約して、組み立てやフルートの扱い方をマスターしましょう!
友人と一緒にフルートを! 無料体験レッスンに誘って、準備の楽しさ・きちんと扱うことの大事さを共有しましょう。また、フルートの組み立てあなたが見つけたコツなどがありましたらコメントで是非お教えください。
著者情報
(故)甲藤卓雄先生と私の、一番最初のフルートレッスンでは、フルートの音を出した記憶がありません。もしかしたら、頭部管のみを数秒吹いたかもしれませんが…初回レッスンの内容は【フルートの組み立て方・扱い方・持ち方・掃除方法・仕舞い方】でした。それくらい、【楽器を正しくきちんと扱える】ということは大事なことなのです。
この場をお借りして先生に感謝の意を表すとともに、この記事が少しでも、あなたとあなたのフルートのお役に立てますことを願っております。
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