人の音は〈分かる〉のに、自分の音は〈分からない〉
講師紹介
自分のフルートの音が良いのか悪いのかわからない… 録音しても違いがピンとこない? そんなあなたも、簡単なコツで自分の音を綺麗にし、上達できます!
上達したり、音がより綺麗になると、自信をもって演奏したり、よりご自身の演奏や音を理解することができます。本日はこのようなことを簡潔に書かせていただければと存じます。
1. 自分の音を判断できないのはなぜ?
音を聴く耳とは
フルート初心者さんは、自分の音を客観的に評価する「耳」「基準」がまだ育っていないため、音の良し悪しや上達の変化を感じにくいことがあります。この「耳」は幼少期から、もしくは初期段階から育てるものであることもあり、録音を聞いても、何を改善すべきかわからないこともあるようです。
初心者の悩み
自分の音が良いのか悪いのか、基準がわからないといったことが多いのではないでしょうか。録音を聞いても、音程の高低差や、どこが間違っているか気づけないこともあるかもしれません。
また、先生や仲間にどう思われているか気になり、自信が持てない、と言ったこともあり得ますね。
メッセージ
自分の音を判断できないのは、フルートや楽器を始めたばかりなら誰でも経験することです。〈どんな状態であれば良くて、どんな状態が良くないのか〉といったような基準がわからないこともあるもしれません。
しかし、簡単なコツで耳を鍛えれば、自分の音がわかり、演奏がもっと楽しくなりまよ。一緒に学んでいきましょう!
2. 自分の音を客観的に聴くコツ
良い音のモデルを聴く
これは中級者さんにも言える部分がありますが、初心者さんは特に、〈自分が出したい音〉や〈どんな音を出したいか〉などが具体的に思い浮かべられていないこともあります。プロのフルート奏者や講師の演奏を聴いて、「こんな音を出したいな。」「この方の音、綺麗だな。」など。理想の音をイメージしてみましょう。
プロの音を聴きながら「こういう所がいいな。」と感じるポイントをメモ。自分の録音と比べ、「ここを真似したい!」と目標を立ててみましょう。
シンプルな基準で評価
初心者さんは細かい音色より、基本的なポイントに注目してみてください。(例:音が途切れずに出ている・リズムが安定している・音程がズレていないか、など)また、ご自身がその音を聴いてどのような印象を持ったか、という部分はとても大事なので、その感覚を大事にしましょう。
録音を聴きながら「音が安定してる!」と良い点を見つけて褒めてみましょう。改善点は1つだけ選び、「次はここを良くしよう」と前向きに。
他の人に聴いてもらう
家族や友人に短い演奏を聴いてもらい、感想を聞くのもよいでしょう。「音がきれいだった」「暖かい感じの音で良かった」など、簡単なフィードバックで自分の音を客観視してみてください。
気軽に「どうだった?」と聞いてみてください。人に聞いてもらって出てくるポイントはとても大事です。また、ここでポジティブなことを聞けたら、大きな自信に繋がります。
録音をアテにしすぎない
自分の演奏をスマホやレコーダーで録音し、聴き直すことは大事です。しかし、録音や保存の過程で、音や周波数の情報は削られます。
大事なのは【自分の音を自分で聴くこと】。聴きながら演奏するのです。音はあなたの心や精神性の分身であり、自分が今吹いた音を自分の耳で今聴くことは基本ですが、これができていない方はとても多いように感じます。「音が途切れてない?」「息の音が大きい?」といった、音色とは別のことも同時に聞けると尚良いでしょう。
3. 耳を鍛えて楽しく上達する習慣
毎日少しずつ聴く練習
今演奏している音を聴いてみましょう。練習中の数分でも良いです。その後、録音した自分の演奏を聴く時間を設けてみましょう。少しずつ音がクリアになったり、リズムが良くなったりする変化に気づける。
録音で記録を残すことで、以前との違いに気づくことができます。
録音を聴くとき、好きな飲み物を飲みながら、何かをしながらでもよいでしょう。何故なら、自分の録音を聴くのが好きな奏者はいないのではないか、と個人的には感じるからです。
演奏を楽しみながら耳を育てる
録音を聴くのは〈上達のポイント探し〉。良い点を見つけて「これ、いい音!」と褒め、改善点は「次はこうしよう」と前向きに考えましょう。改善点が見つかったら、具体的な方法やポイントに絞り込みましょう。
恐らく、この章を読むのが嫌になった方もいるでしょう。前述した通り、個人的には〈奏者は録音で自分の音を聴くのが嫌〉なのではないかと思うからです。そんなあなたは、ここで一つだけ私と約束してください。【人前での演奏時の録音を必ず聴く】と。
講師に相談
フルート教室のレッスンでは、先生が私の音を聴いて、具体的なアドバイスをくれるの?
勿論です、これはとても大事なことと当教室では考えています。音色を綺麗にするということは、大事で大変なこと。よって、感性や琴線・心の解放や成長を促すため、当教室では稀に「楽器を触らない」「遊んできて」など、音色関連に限らず、(恐らく)普通では考えにくいお願いやワークをご提案することがあります。
聴ける耳と技術があれば良いということではないのです。
4. フルート教室で耳を鍛える
安心の個別指導
講師が一対一で、あなたの音を聴き、良い点や改善点をわかりやすくお伝えしています。初心者さんも、自分の音をしっかりとご理解いただけます。
楽しいレッスン環境
レッスンでは、簡単な曲で音を聴く練習も行います。自分の音が良くなる喜びを感じましょう!
仲間との学び
グループレッスンで、仲間と演奏を聴き合うのも良い方法です。互いの音から学び、客観的に聴くことで耳が育ちます。
継続のサポート
温かい励ましとサポートで、耳を鍛えるのが楽しくなります。フルートの魅力をもっと受け取れる!
5. 自分の音を判断できるとフルートがもっと楽しく
上達の実感
自分の音を客観的に聴けると、進歩がわかり、自信がアップします。どんどん理想の音に近づき、技術が向上し、演奏が楽しくなります!
美しい音色
耳が育つと、クリアで温かい、綺麗な音を自分で作れます。音色を自在に変化させ、好きな曲がもっと素敵に響きます!
仲間との絆
自分の音を理解すると、仲間や先生との演奏が楽しくなり、音楽の輪が広がります。
6. 既存生徒と新規顧客へのメッセージ
既にお越しいただいている生徒さんへ
自分の音を聴いて、フルートをさらに楽しみましょう! 音色探求や音色の向上は、ほとんどの生徒さんが〈優先する目標〉として挙げてくれていますね。次のレッスンで、音のチェックをしてみましょう!
これからお越しいただく生徒さんへ
フルートで自分の音を自信を持って、綺麗な音で演奏したいですか? 良い音や、「こんな音を出したい!」という基準や具体性がほしい? 無料体験レッスンで、初心者さんも経験者さんも楽しくスタートしましょう!
また、この記事をSNSでシェアして、フルートの楽しさを広めてください! 友人を無料体験レッスンに誘って、一緒に耳を鍛えて良い音を手に入れましょう!
まとめ
音を綺麗にするには
「音色を多彩にしたい」「音を綺麗にしたい」と仰って当教室にお越しくださる生徒さんもたくさんいらっしゃいます。そして、その大半の方が【音を綺麗にするための技術】を習得したいと願われます。
しかし、前述した通り、音はその人の〈心や精神性・美意識〉を具現化することであり、技術だけでどうこうするものでもないのです。音は【言葉】と同じです。まずはご自身の音をご自身で聴くところから始めましょう。そして、自分の音を客観的に聴くのは、簡単なコツで楽しくできるようになります。
耳を鍛えて、上達の喜びと美しい音色を心から感じましょう!
最後に
フルートを気軽に始めるなら、yukita (ユキータ) の無料体験レッスンで第一歩を! 今すぐ予約して、より綺麗な音をマスターしましょう!
そして、友人と一緒にフルートを! 無料体験レッスンに誘って、演奏の楽しさを共有しましょう。また。自分の音で気づいたことや、演奏したい曲は何ですか? コメントで教えてください!
補足情報
著者情報
私も過去に、音色について悩んでいました。今でも、音色探求・改善に何時間も費やすこともあります。最近もそんなことがあり、寝食を忘れていました。(食べることは本当に忘れていて、入浴中に思い出しました。「何でお腹が空いてるのかな…? あっ、ごはん…」)
世界のプレイヤーに触発されて。人に触発されて。景色に触発されて。綺麗な音が出せる技術は勿論大事ですが、「◯◯な音がほしい」という自分の声を聞かなかったことにしないでください。何故なら、音はあなたの心から生まれるのですから。
心や感性を磨き続け、基準を持ち続けてください。
コメント