しないといけないのは分かっているけれど、方法がわからない
フルートの音がなんだか冴えない・キィが動きにくい・変な匂いがする… そんなとき、原因は掃除不足かも? しかし、〈日々の掃除方法を教わったことがない〉という方に、多く出会います。簡単なメンテナンスで、きれいな音色を取り戻しましょう!
1. フルートの掃除が難しい・面倒と感じる理由
掃除の重要性
フルートは、その構造も調律も、とても繊細です。演奏後の水分や汚れが残ると、使用されている金属や自然素材の劣化が進み、良い状態が保てなくなります。日々の掃除で、きれいな音色と長持ちするフルートをキープしましょう。
初心者の悩み
これは「どの部分をどう掃除すればいいかわからない」、これに尽きるでしょう。また、「これまで先生に掃除方法や手順を教わったことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった方々はびっくりされるかもしれませんが、フルートはじめ、全ての楽器には【その楽器に適した掃除方法】が存在します。
メッセージ
フルートの掃除は、最初は慣れないかもしれませんが、簡単なポイントを押さえるだけで誰でもできます。楽器を大切にしながら、演奏の楽しさをアップさせましょう!
2. フルートをきれいに保つ方法
演奏後の水分を拭き取る
フルートをはじめ、吹奏楽器は演奏中に呼気中の水分が内部に溜まります。特に頭部管と胴部管・キィは水分が残りやすく、また、その箇所は奏者によって違うこともあります。
演奏後は、クリーニングロッドにクロスを巻いて、管体の内側を優しく拭きましょう。
クロスは力を入れず、ゆっくりとまっすぐ通しましょう。頭部管はジョイント部から、胴部管は頭部管側から掃除棒を入れます。水分が残らないよう、拭き取ります。
キーの汚れを丁寧にケア
銀製の楽器の場合、金属部に皮脂や汗が付くと、硫化により黒く変色します。クロスで金属部を軽く拭き、タンポはクリーニングペーパー(薄い紙)を挟んで水分を取ります。
キーを強く押さず、優しくなでるように皮脂等拭き取ります。クリーニングペーパーを抜く時は、絶対に引っ張らないでください。タンポは自然素材のため、皮が痛みます。
足部管の掃除を忘れずに
胴部管と同じように、足部管もきちんと掃除しておきましょう。管体内に水がついていないように見えても、細かい水分は付着しています。
足部管に限らず、「クロスを出すのが面倒・クロスやクリーニングペーパーがない」などの理由でハンカチやティッシュを使う方もいらっしゃいますが、これは絶対にやめてください。何故なら、こういったものは楽器からすると、繊維質や織り目が荒すぎるのです。ご自身の体を、たわしでは洗わないですよね? フルートだって同じです。そういったときは帰宅してからでもよいので、きちんとクロスとペーパーで掃除しましょう。
ケースの清潔さも大切
ケースは閉めている事が多いため、湿気が溜まりがちです。見落としがちですが、ここも怠らないように気をつけておきましょう。あなたが、おうちや眠るベッドが清潔でないと不快感があるなら、同じことをフルートにもしないようにしましょう。
ケースの隅に、楽器カバンのクッションから出た糸くずや埃がないか、時々で良いので確認してみましょう
参考までに…私は自宅での練習時、時々ケースを開けっ放しにしています。これだけでも違うものです。
3. 掃除を楽しくする習慣
毎回の簡単ルーティン
演奏後はすぐに掃除する習慣をつけましょう。その日頑張ってくれた楽器への感謝を行動で示してあげてください。これで、大概の楽器のトラブルは防ぐことができます。
慌てず丁寧に、ゆっくりと行いましょう。慌てて掃除をすると、楽器同士を当ててしまうなどのトラブルも起こります。
リラックスして取り組む
掃除はフルートを長持ちさせる愛情表現です。「楽器を大切に」と考えると、面倒に思えていた作業も、そうではなくなります。
講師に質問
これまで、フルート教室で掃除の仕方を教わったことがないんだけど…
それは大変です。掃除方法は、フルートを扱う人として知っておかなくてはいけないことです。フルートの掃除は複雑な工程はありません。とても簡単です。
レッスン後に一緒にフルートを掃除して片付けてみましょう。当教室ではこのときに、どういったポイントに気をつければよいのかも一緒にお伝えしています。
4. フルート教室で掃除をマスター
安心の個別指導
講師が一対一で、フルートの掃除方法をわかりやすくお伝えします。初心者さんでも、初日から楽器を綺麗に保てるようになります。
楽しいレッスン環境
レッスンでは、フルートの掃除や楽器の扱い方・演奏まで、楽しく学んでいただけます。きれいなフルートで、音色がもっと輝くように!
衛生面
フルートは口に当てるものです。指からも皮脂や汗が出ます。過敏になる必要はありませんが、手にする・口に当てるものはいつも清潔にしておきましょう。
掃除を怠るリスク
フルートはケースに仕舞っておくものです。そして、日本は高温多湿の気候です。掃除を怠ったり、これが習慣になってしまうと、青錆やカビなどが起こることもあります。

下記の体験談に出てきた実物のフルートではありませんが、きちんと掃除していればこのような汚れ方はしません。
実際に、以前体験レッスンにお越しいただいた方のお話です。フルートを再開しようと長年保管していた楽器ケースを開けると、青錆とカビでケース内・楽器の色がわからなくなっていました。
カビやその胞子を吸うことになるため使用を控えるよう、生徒さんにはお話していましたが、結果、修理不可とのことで新しい楽器を買い直すことになりました。掃除する習慣がないということは、フルートと人間、双方にとって悲しい結果を招くことがあります。
5. 掃除をマスターするとフルートがもっと楽しく
美しい音色
きれいなフルートは、クリアで温かい音色を響かせてくれます。空気に触れる表面積が変わるのも一つの理由です。好きな曲がもっと素敵に演奏できるようになります。
楽器への愛着
掃除を通じて、フルートが「友達」に。演奏前に準備する時間が楽しみになりますよ。
自信のアップ
楽器を自分でケアできる・自分の楽器であるという自信が、演奏のモチベーションに繋がります。
6. 既存生徒と新規顧客へのメッセージ
既にお越しいただいている生徒様へ
フルートの掃除方法を改めて見直してみましょう。これまでの癖で、正しい方法を実践できていない方もいらっしゃいますね。次のレッスンで一緒に改めて確認してみましょう!
これからお越しいただく生徒様へ
フルートの掃除を簡単に学びたい? フルートの掃除方法を知らない? 無料体験レッスンで、掃除方法まできちんと知ってみませんか?
フルートの掃除方法や、どうしてそうするのかを正しく理解し、丁寧に行えるということは、あなたのフルートを良い状態で長持ちさせることに繋がります!
また、この記事をSNSでシェアして、フルートの楽しさ・丁寧にフルートを扱う大切さを広めてください。友人を無料体験レッスンに誘って、一緒にフルートのお掃除やメンテナンスについて学んでみましょう!
まとめ
フルートに愛情を示す
フルートの掃除は、数個のポイントを押さえさえすればとても簡単です。きれいな楽器で、美しい音色と演奏の喜びを心から感じましょう。
そして、フルートを仕舞う方向・掃除棒を入れる方向や、どうしてその方法を使ってはいけないのか、その全てに理由があります。楽器に使用されている金属や自然素材を、長く良い状態で使い続け、余計なトラブルを防ぎます。また、清潔に保ち、不必要な部品の取り替えや分解掃除・金属やタンポの表面を傷ませないことは、フルートへの負担軽減にもなります。
あなたのフルートのために、そして〈未来の〉あなたの楽器のために、この方法を是非知ってください。そしてそれは、物質であるフルートに、【あなたの愛情を示せる数少ない方法のひとつ】なのです。
最後に
フルートを気軽に始めるなら、無料体験レッスンで第一歩を! 今すぐ予約して、楽しい演奏とともに掃除をマスターしましょう。
また、友人と一緒にフルートを! 無料体験レッスンに誘って、きれいな楽器と音色の喜びを共有しましょう。また、あなたはフルートの掃除でどんなコツを見つけましたか? コメントであなたのアイデアを教えてください!
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