フルートの表現力が乏しい悩みを解消する練習法

“フルートの表現力が乏しい”を解明する

フルートの表現力が乏しい悩みを解消する練習法

由佳先生

フルートの音色は美しいのに、感情が伝わらないと感じていませんか? 音色や演奏に、感情や表現が乗っていないと感じますか? その悩みを解消する鍵があります。フルートの演奏技術はあるのに表現が不足している、と感じたことがあるなら一度是非この記事をご一読ください。悩みを解消し、豊かな音楽性を引き出す練習法やイメージなどを簡潔にご紹介いたします。

1. 表現力不足の原因を理解する

技術的な障壁

音程やリズムの不安定さ・不確実さが表現を妨げることがあります。例えば、〈楽しい・嬉しい〉などの表現の箇所でそのように演奏してしまうと、演奏と表現に乖離が生まれます。

感情の欠如

技術に集中しすぎて音楽の感情が置き去りにならないようにしましょう。技術の習得や向上は、【音楽表現を豊かにする・正確かつ自在に表現する】ための手段のひとつです。技術ありきの演奏になっていないかどうか、常に客観的な意識を持っておきましょう。

練習の単調さ

同じパターンのリズムや音列などが繰り返されることはよくあります。しかし、表現も含め、何もかも全く同じことを複数回再現していては、表現や感情などが平坦で退屈なものになってしまいます。

2. 表現力を高めるための基本準備

深呼吸とリラクゼーション

緊張していると、心身ともに表現や自由に使えるスペース・意識・視野などが狭くなります。過度な緊張を避け、リラックスすることが、自在でのびのびとした演奏をする鍵です。

音色の意識

私達は普段、感情によって声色を変えますね。フルートも同じです。表現によって音色を変化させましょう。まずはご自身のフルートの音色を聴きましょう。音色はその人の心や精神性を表現・反映しているものです。磨き続けるものです。自分で聴けていないのは、【悩むばかりで実行や考察ができていないこと】と同じと考えます。

音楽の背景理解

歴史や作曲者の背景などを知りましょう。その曲で何が表現されようとしているのか理解しないままに、奏者の表現力のみで表現したいものを表現しようとしてしまっていませんか? これはアナリーゼ(分析)をしない方に多く見られる傾向です。これが分かれば、〈少なくとも〉今のあなたの悩みの3分の1は解決されます。なぜならそれは、作曲者が意識的に音や楽譜に落とし込んだもの。答えは全て楽譜に書かれています。

3. 具体的な練習法

ダイナミクスの練習

方法

簡単なスケールなどを例に、強弱を意識して演奏してみましょう。ただし、講師や奏者の指導を欠いて行うことはお勧めできません。

効果

音量に変化をつけることで、感情表現の幅を広げることができます。ただし、演奏に取り入れる際は過度にならないよう、気を配りましょう。

フレージングの強化

方法

演奏時、フレーズを意識できていない方はまず、これを意識するところからです。鼻歌で問題ありませんので、ご自身で歌い、フルートで吹いてみてください。

効果

自然な流れを生み、ストーリーや情景変化が生まれるため、単調なメロディから脱却できます。

ビブラートの習得

方法

ゆっくりとしたビブラートから始め、徐々に自然な揺らぎを加えましょう。ただし、講師や奏者の指導を欠いて行うことはお勧めできません。

効果

音に深みや味わいを加えるとともに、ブレスコントロールやブレスの節約の効果も期待できます。

4. 実践例と体験談

生徒の成長

体験レッスンにお越しいただいた新見さん(仮名)の解決したいことは、「自分の演奏が、ただ音を並べているようにしか聞こえない」というものでした。実際、彼女の演奏はとてもレベルが高いものでしたが、【何を表現したくて、何を表現しているのか】が不明瞭でした。体験レッスンですのでできることに限りはありますが、呼吸に意識を向けていただき、フレージングと音列についてお話し、実践していただきました。するととても音楽的に演奏されるようになり、「【技術力による綺麗さ】と【音楽的である綺麗さ】は違うことがわかり、自分でもこんなに早く豊かに表現できるようになると思っていなかった」と仰って、とても嬉しそうにされていました。

演奏前後の比較

C-Durのスケールを例に挙げてみましょう。これは、恐らく大半の方が【ただ音を出すだけ】の練習にしてしまっているものの一つと推察いたします。これのフレージングは、やはり最低音と最高音ですね。音形は上行形で、とても明るい印象です。最高音で落ち着く感じをイメージして演奏してみると、上手く行きやすいのではないでしょうか。

5. 継続と応用

日々の習慣化

毎日の練習で、音楽的に演奏することを心がけてみましょう。日々の何気ない練習の中で【ただ音が並んでいるだけの音列】を演奏する時間を少なくしましょう。フルートにとっては、息の音だけでも音楽的な表現になります。音は尚更、表現力を持っています。

曲への応用

学んだことを実際に曲中でやってみましょう。驚くほど表現力が高まっていることに気づく日が来ます。ご自身で聴いた感じや録音・奏者や講師に聴いてもらっておくなどして比較できるようにしておくと尚良いでしょう。

フィードバックの活用

上述したことを活用して、講評や改善点を明確にしましょう。特に奏者や講師など他者に練習前後を比較してもらうのはベストの方法です。表現力を高めるとともに、練習法や奏法についても質問できるのは良いメリットです。

結論

音の表現力とフルートの表現力: ご自身の音の表現力を高めることは、演奏全体が豊かで色鮮やかになることに直結します。しかし、根本的に大事なのは、あなたの中で【自分の理想の音】が明瞭であること、【理想と現実を比較・判断する美意識があること】です。表現力を高める練習も大事ですが、ご自身の美意識や感情・表現の引き出しを増やすことも、意識して行ってみてください。

最後に

【音楽的表現を豊かにする練習法】とはどういうものなのでしょうか? 音色変化が大事なのは理解できるけれど実際にはどのようにすればいいのか、疑問に思われたことはありませんか? 私達とともに表現力を磨く一歩を踏み出しましょう。無料体験レッスンで、あなたの表現力を豊かにする第一回目のレッスンを。フルートであなたの心を伝え、表現する喜びを、今すぐ体験してください。また、あなたの音楽表現に関する悩みや練習について、是非コメントでお聞かせください。

補足情報

関連リンク

岩崎 由佳 / Yuka Iwasaki

音楽の世界を広げるフルート講師。情熱と技術を融合し、個々の才能を最大限に引き出します。あなたの演奏が輝く瞬間を、今から一緒に創造しましょう。是非、無料体験レッスンへ。

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