成長を共に
講師紹介
楽器を吹くことや、練習することはお好きですか?
楽器演奏をされる方の大半は「吹く(演奏する)のは好きだけども練習は嫌い」とお考えだと個人的には推察いたします。しかし、もしも練習が好きだと感じられるようになったならいかがでしょう。
練習意欲が増してどんどん上達して、良い循環ができるのではないでしょうか。好きなのですから、やりたいとも思うようになるはずです。では、どのようにすればそういった良い循環を生むことができるのでしょうか。
私は以前、吹いたり演奏する事が好きでした。練習は嫌いでしたが、練習をすると吹けるので練習していました。
ですから、学生時代には1日に12時間練習していたこともありましたし、それは苦ではありませんでした。練習をしないと上達しないこともわかっていたので、そういった意味でも、練習ができました。
でもある時から「練習は簡単ではないけれど、嫌いではない」に変わりました。なぜならば、少なくとも前よりは練習が好きだと感じられるようになったからです。
今回は日々の練習が嫌いではなくなる、良い循環で行えるヒントになるようなことをあなたにお伝えしたいと考えています。
1.練習とは
基礎練習
「演奏はしたいし上達したいけれど、練習はしたくない」と感じることがおありではありませんか。【嫌なことだけれども、やらないといけない】というのが、練習するという行為に対して、あなたが持たれている印象なのかも知れません。ではもし、これが【やらないといけないことではあるが、嫌なことではない】に変化したとしたらいかがでしょうか。
成果が出るならばやってみようと思っていただけると、私はとても嬉しいです。なぜならば私がそうだったからです。
効率の良い練習・効果的な練習・やったことを積み直さない練習、様々な練習法があります。その中から今回は、練習の中で一番億劫なもののひとつと推察される基礎練習に簡潔に当てはめてみます。
2. 解決策の紹介と例
基礎練習を行う理由
基礎練習をなぜ行うのかを考えてみていただけないでしょうか。基礎練習=楽器から音が出ることを確かめる時間ではありませんし、ただ音を出す時間でもありません。
基礎練習は、身体状況を把握し、整え、まんべんなく楽器を温め、楽器と自身の状態を内観することが目的です。よってこれに注力するのが基礎練習です。これを積み重ねることにより、基本的なことは練習せずともいつでも完璧にできる、というラインに自分を引き上げて維持することができます。
そうすると、練習しなくてもできる部分が生まれます。そういった部分は練習する必要がないため、練習しないとできない部分に注力することが可能になります。その方が結果として効率よく練習することができるため、奏者はそのためにも基礎練習を行います。効率良く練習し、効率良く効果を上げることができるのです。
このためには目的と時間数を明確にすることが大切です。
基礎練習と指慣らし
基礎練習と指慣らしを同時に行うことも多々ありますね。しかし、これを区切りなく続けておられないでしょうか。
基礎にせよ、曲にせよ、目的を欠いた練習を続けてしまった場合、それはただ時間を浪費するだけの練習になります。そしてそれはいずれ、間違ったことをできるようになる練習に変化していきます。
結果として、読み違えた音列のものができるようになり、正しい音列のものはできるようにはなりません。なぜならば、正しい音列での練習を行っていないからです。
こういった結果を生んでしまった場合、次は是正するための練習が必要になります。これは非効率であり、精神的な焦りを生むばかりか、体を痛めるなどのリスクを伴う事があるため注意する必要があります。
3. 意識する・内観する
レッスン内で生徒さん方からよくいただく質問のひとつに、「どれくらい基礎練習をすればいいのかわからない」というものがあります。これも、目的を明確にするだけでもある程度は見えてきます。
分かり易いのが指の動きです。まずは、指のどこから動かして楽器に触れている・キィを塞いでいるのか確認してみていただきたいのです。問題点が見えて、それを解決することができれば、ただのスケールが驚くほど楽に演奏できるようになります。これを後に、音楽的に演奏すると美しいメロディに変化するのです。
具体例
例えば、指は関節部分から動きます。関節と関節の間、つまり真直ぐになっている部分から動くことはありません。あなたは今、私が当たり前のことを書いているとお感じになったかも知れません。
でも、指のどこから、どれくらい動かしてキィを触っているのかを意識をしたことはおありでしょうか。ここから意識をして、内観してみていただきたいのです。
4. 結論
【練習したら上達する】を循環させる
今回は基礎練習を例に挙げて書かせていただきましたが、どんな練習も大事な部分や基本は同じです。効率良く練習して効果を上げることを意識するのがポイントです。そうすると【練習したら上達する】という現象が生まれます。成果が実感できるので「また練習しよう、もっと練習しよう」という意欲が生まれ、良い循環が巡り始めます。この、【練習したら上達する】という現象を生むために、目的と時間数を明確にすることが大切です。これにより、リスクを最大限に回避し、脳と関連付いた練習を習慣づけることができます。
5. 続きは無料体験レッスンで
前述・上述した練習ももちろんですが、あなたは練習の仕方を教わったご経験はおありでしょうか。
例えば、練習といえば必ず行うであろう反復練習の他にも、様々な練習法があります。それは汎用性が高く、効率的で効果的なものです。そして反復練習の前に行うべき工程が存在します。
実は、反復練習というのは、練習の中では最終段階のものであり、練習の最初や導入で行うことではないのです。こういった練習法をもし自身でコントロールして練習に取り入れることができたなら、練習しているのにできるようにならないといった事はなくなります。
私は、練習したら必ずできるようになったため、練習が嫌いではなくなったのです。今ではどんなに大変な練習であっても、効果的な練習をすれば、必ずそれはできるようになると経験から知っているのです。
今の私の得意な曲の中には、以前は苦手だったものや、自分では到底吹けないと考えて避けていたものがいくつもあります。この苦手だった曲の数々は、今では、決めたい時に必ず決めることができる曲であり、絶対の信頼と確信をもって表現できる曲になっています。世間一般で言う、十八番、です。
最後に
是非一度、無料体験レッスンにご参加されて、こういったことを実感されてみませんか。詳しい情報をお知りになりたい場合はお気軽にご連絡ください。
あなたの声をお待ちしております
今回の表題や内容に関して、是非あなたのご意見やご感想・ご経験談などをお寄せください。ご質問などもお待ちしております。
そしてもしこれらのことがあなたにとって少しでもヒントとして有用なことがありましたら嬉しく存じます。
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