【由佳先生インタビュー Vol.01】フルートへの情熱と生徒様への想いを語る

当初ピアノから始めた音楽人生は、フルートの音色を知ったときから夢中になっていきました。音楽大学進学までは調律師を夢見ていたのですが、高校生のときにある人の演奏を聴いて、フルートの音の綺麗さと儚さに感動しました。生演奏を聴けたわけではありませんでしたが、その時の音色や感動はとても色鮮やかで衝撃的でしたので、今でも鮮明に覚えています。

一番印象深いのは、クラスのコンサートで演奏した時の出来事です。「演奏した曲の見解や詳細などを聴きたい」と一般のお客様がお見えになったお話です。ユカのことを聞かれたから私が答えたのだけれど、曲のことはあなたが一番解っていると思うから客席に行ってきて。と師匠が呼びに来てくれたことがありました。その時演奏したのは日本人作曲家の曲でしたし、呼んでくださったのは現地のご高齢の女性でした。一般的な曲でもなく、文化的背景も違うのに…音楽の力が国境を超えることを実感しました。

生徒さんが望んだことや学びたいことを実現できることです。フルートや音楽を通して、これまでの『どうして？』『なぜ？』を解決し、一番のご希望を叶えることです。フルートは技術だけでなく、心の表現でもあります。なぜなら、フルートはあくまで音楽表現や自己表現のためのツールであるべきだからです。生徒さん一人ひとりが演奏者であり、表現者です。その方法としてフルートや当教室を選んでいただけることが本当に嬉しいのです。そのために、生徒さんには気兼ねなくご相談いただける環境を作り、一人ひとりのペースで自信と喜びを感じ、生活に新しい彩りを見つけていただけたらもっと嬉しい。また、わかりやすい指導、わからないままにしない指導にすることも同時に心がけています。それが私の指導の核です。

『私の唇の形ではフルートは吹けないと言われたんです。』と仰っていた生徒さんが、初めてフルートの音が出せた時です。学生時代から憧れて、やっとフルートを買って、始めて、無理と言われて、それでも諦めきれず、私のレッスンにお越しいただいた生徒さんでした。彼女の感動と嬉しさが涙の結晶となって、長い時間頬を伝っていました。その涙の美しさと愛おしさを今でも鮮明に思い出します。最近では、趣味で始めた大人の生徒さんが演奏会で演奏され、『フルートと音楽に触れることで人生の幅が広がった』と言ってくれたことも心に残っています。

音楽は楽しむものであり、心のごはんです。言葉にできない言葉や声を表現する方法のひとつがフルートです。フルートを吹くことでストレスが解消されたり、自己肯定感が高まったりする瞬間を、生徒さんと一緒に味わいたいです。そして、不安定さや儚さを持ちながらもこんなに愛おしい、フルートという楽器を選んでくださった生徒さんと喜びや感謝を、お互いに共有し合えたらとても嬉しく思います。

当教室は、生徒さんのために在ります。個人教室だからこそ、生徒さん一人ひとりに寄り添えるのです。ユキータの元である『ユカ』とは、スペイン語で『薄荷』のことです。薬であり、甘味です。生徒さんが「ここなら安心」、と心から安心してリラックスできる空間やレッスンで在るようにしています。お気軽に何なりとご相談ください。

年齢や経験は関係ありません。フルートは誰でも楽しめる楽器です。そして、特に日本人が好む、日本人ととても相性がいい楽器です。私と一緒に、最初の一音から始めてみませんか？　あなたの音楽の夢を叶えるお手伝いを、心から楽しみにしています。