“フルートのリズム感がつかめない”を乗り越える
講師紹介
フルート演奏時にリズムが取りにくい? その悩みを解決する方法を紹介します。フルート演奏を生徒さん方に指導させていただいている中で、「リズムがわからない」「リズムが取れない」といったお悩みをいただくことがあります。
テンポ感と混同されている場合もありますが、リズムに関しては、【フルート演奏に必要なレベルと、実際に必要だと感じられている・実際のレベル】に乖離があることがあるように個人的には感じます。
上述の通り、テンポ感とリズム感が混同されることが多いように感じますが、本当は違うものです。リズム感とは、どのように培われ、どのようにしてリズムを理解するのか、教わったことはおありですか?
リズムを捉えるのにご不安がおありの方は、是非本日の記事をご一読ください。ヒントが隠れているかもしれません。
1. リズム感の基礎
リズムとは何か
様々な音の長さを組み合わせて、メロディなどに抑揚をつける技法のひとつです。
リズム感が弱いと何が起こるか
メロディが平坦になってしまうため、〈ただ綺麗なだけのメロディ〉が生まれます。こういったことを意図して配置することはありますが、ワルツや舞曲・リズムを強調したい曲では、リズムが聞き取りにくく、際立ちにくくなります。そのため、音楽表現において致命傷になります。
2. 基礎的なリズム練習
メトロノームの活用
基本のビート感覚
昨今の機械製のメトロノームには、代表的なリズムを、指定したテンポに入れて打ってくれるものがあります。これを活用するのも良いでしょう。
速度変化
様々なテンポで練習することで適応力を養うことができます。速い・遅いテンポを同時に刻み、感じられるようになればもう怖いものはありません。
クラッピング
口三味線でリズムを学ぶ
テンポを手拍子で刻みながら、そのテンポにリズムを当てはめて実際に歌ってみましょう。「たったたー」といった感じです。
3. リズム練習
タンギング練習
タンギングとレガート
タンギングは舌を使ってタンギングしますが、レガートは特定の音しかタンギングせず、舌を使わない音が発生します。この使い分けをしてみましょう。
リズムの明瞭さ
フルートは特に、音の輪郭をクリアに発音することが苦手な楽器です。リズムが明瞭に演奏できているのにどこかふわっとして聞き取りにくい場合は音の輪郭にも注意を向けてみましょう。
スケールとアルペジオでのリズム
リズミカルなスケール練習
音階練習に、リズムを反復させて取り入れるのもよい方法です。「たった、たった」といった感じです。スケールに落とし込むことで反復することになるので、リズムを理解するのに有効な方法です。
4. 音楽のリズムを感じる
リスニング
音楽を聴く
お好きな音楽で構いませんので、リズムを意識して聴きながらテンポを手拍子で叩いてみましょう。
体を使ってリズムを表現
足踏みや歩くようにしてテンポを足で刻み、手拍子でその倍速のテンポを叩いてみましょう。足踏み1回に対して手拍子が2回入ります。
5. 具体的なエクササイズ
リズムエチュード
リズムの確認
普段よく聴く曲や童謡の楽譜を入手し、実際にはどんなリズムで楽譜に書かれているのか確かめてみましょう。
リズムの練習
上記の楽譜を、実際にリズムを意識して吹いてみましょう。耳で聴いていて覚えているものに頼らずに楽譜からリズムを読み取るのがポイントです。
6. 心理的な側面
リズムと感情
感情的なリズム認識
【なぜ作曲家がそのリズムをその部分に採用したのか】を考えてみたことはおありでしょうか。どのような情景・感情が隠れているのか考察してみてください。
自信の構築
リズムに対する恐怖心の克服
「失敗したらどうしよう」と完璧にできるようになるまで吹いて練習するかたもいらっしゃいます。しかし、リズムを演奏することは複合的なことなので、まずは手拍子に乗せて歌ってみてください。
7. 実践と応用
アンサンブルでのリズム
他者との演奏
他の演奏家と合奏することでリズム感を鍛えることもできます。体で覚えてしまう、ということです。
日常生活でのリズム
リズムの意識
普段発している言葉もリズムです。例えば「携帯」。「けーたい」と発音しますが、これをリズムに変換すると「たーたた」となります。こういった部分からもリズム感を意識し、鍛えることができます。
結論
テンポとリズム
リズム感は楽器演奏の基礎ですが、日常生活や言語・文化に溶け込んでいるものです。こういった部分からリズムを意識し、鍛えることは意外と重要なことです。また、リズムには規則があるもので、その規則はテンポにに収められています。リズム感と同時にテンポ・一定のテンポを刻み続けられることも意識してみましょう。
最後に
リズム感を磨いて、フルート演奏を一層楽しみましょう。あなたにここで、もう一度おたずねします。【どのようにしてリズムを理解するのか、教わったことはおありですか?】無料体験レッスンで具体的な指導を体感し、リズムへの自信を手に入れましょう!
今すぐレッスンを予約して、リズム感を鍛え、身に着けましょう。そうするれば、どんな複雑なリズムが楽譜に書かれていても怖いものはありません。
補足情報
著者情報
リズム感は、リトミック教育などで幼少期に培うものだとお思いの方もいらっしゃると思います。確かに、テンポ感やリズム感は幼少期に一番身につきやすいのは事実ですが、かといっておとなになってから身につかないものではありません。ゆっくり理解し、実際にやってみると思いの外簡単なものです。
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