成長の軌跡
講師紹介
フルート奏者にとって「練習すること」と「吹く(演奏する)こと」は全く別のことです。私は練習が嫌いでした。何故ならば中々成果が出ず、関節を痛めるなどのリスクがあり、実際に関節を痛めたからです。
恩師である先生方のレッスンを受け、自分の練習がいかに非効率で間違った方法であったか・正しい練習を積むことの大事さを実感しました。
これにより成果が出て、かつ、関節を痛めるなどのリスクを回避することができました。痛めていた関節も、可動域は狭いままですが、痛みも演奏時の問題もなくなりました。
私はフルートを吹き始めて25年目のフルート奏者・講師です。生徒さんには私のような失敗や思いをしてほしくない… そんな思いから当教室は出発しました。
また、学生時代にたくさんの同期の実例を見聞きし、講師として数々の生徒さんと出会い症例を見てきた経験から、本日はレッスンを受けることであらゆるリスクを回避し、正しい練習法を学び、継続することの重要性について解説します。
1. 生徒様の背景
1-1. 生徒様のプロフィール
当教室の生徒さんの背景をお伝えします。50代の、普段は大手企業会社員として働かれている高田さん(仮名)。学生時代に吹けなかったフルートを諦めきれず他教室のレッスンを受講されましたが、「あなたの吹き方と唇の形では吹けないと言われた」と、当教室の体験レッスンにお越しいただきました。
1-2. 最初の挑戦
フルートの発音の仕組みを知らない状態で音を出そうとしており、また、唇の形を意識できていなかったことが音が出せない原因となっていました。また、ご自身にとって【何が難しい点になっているのか】が理解できていないことも音が出せない大きな要因でした。
2. レッスン開始前後の変化
2-1. 初回レッスン
高田さん(仮名)にお伝えして頂いたお言葉として、当教室のレッスンは新感覚で、教え方もその内容も今までに経験したことがなく、また画期的でわかりやすいとご好評いただきました。また、今まで音が出せず、憧れて夢見たフルートを吹けるようになり感激の涙を流されていました。
2-2. 初期の変化: 技術面の進歩
頭部管のみで音が出せるようになり、胴・足部管を組み立てて音階まで吹けるようになりました。また、楽譜は読めた高田さん(仮名)は、教本の最初のエチュードも初回レッスン時に軽く吹けるようになり、その後もスピード感を持って教本を進められ、たくさんの曲が演奏できるようになられたばかりか、音の質を高められるなど質の向上にも目を向けられました。
2-3. 初期の変化: メンタル面の変化
この経験と喜びから「正しい方法を学べば自分もフルートが吹ける」ことを経験して自信がついたため、練習時に難しい課題に直面したときにも「分からない部分はレッスン時で質問することにして、それまでは分かる部分をできるように練習しておこう」と、とても前向きに考え、ご自身でレッスンまでのプロセスを計画・実行できるようになられました。
また、この経験から「難しそうだけどやってみるが、ここはわからないからどうすればいいか教えてほしい」と、自発的に質問したり、行動できるようになられました。
3. 具体的な体験談
3-1. 具体例1
50代の会社経営をされている今野さん(仮名)の例をご紹介です。今後の趣味としてフルートを演奏したい、と当教室にお越しいただいており現在は同じように趣味で楽器演奏をするご友人方と定期的にアンサンブルを演奏されています。
3-2. 挑戦
「難しいパートは避けてほしいと言ったにも関わらず難しそうなパートが当たってしまったので、もう断ろうかと思っています。」と仰って、レッスン時にそのアンサンブルの譜面をお持ちくださりました。
レッスン前には「簡単そうな部分などは自宅で少し譜読みしてみたものの、その他の難しそうに見えるものは譜読みができておらず、どの曲を断るべきか相談したい」と仰っていました。
3-3. 結果
実際に吹いていただくと難しいと思われていた曲も、ご自身で思われていたよりも演奏ができておられる状態でした。本当に難しくてできない部分はレッスン時に練習方法や注意するポイントをお伝えし、練習を重ねていただきました。
すると、難なく吹けるようになられ、断ろうと思われていた曲もアンサンブルで演奏することができるようになられ、最終的には全曲演奏されました。
このことから「楽譜を見た感じでは自分には難しいと感じたものでも実際に吹いてみるとそうではなく、気をつけるポイントを押さえて練習すれば吹けるようになるものが多々ある」とお感じになられました。
また、大きな舞台でたくさんのフルーティストと共演されたことで大きな自信を持たれ、「同属楽器とのアンサンブルは、他の楽器演奏者とのアンサンブルとはまた違う楽しみがあり、次回の挑戦までにもっと楽しめるように、上手になりたい」と益々意欲的になられました。
また、自己表現や創造の楽しさを実感し、人生が豊かに・幅が広がったように感じられるようになった、と大変嬉しいお言葉をいただきました。
4. 劇的な変化の証拠
4-1. ビフオーアフター
40代の、趣味で吹奏楽団で演奏されている篠田さん(仮名)についてお話させてください。篠田さん(仮名)は長年独学でフルートを学び続けてこられましたが数年前に神経痛を発症され、病院に通われながらフルートを続けられていました。
痛みは大幅に軽減され、今では演奏もできるまでに回復したものの、やはり演奏時には痛みが出ないように気を遣わなければいけない・痛みが出ることもあるなどずっと悩まれていました。こういった状況で偶然、理学的なアプローチ法(アレクサンダー・テクニーク)の存在をお知りになり、当教室の体験レッスンにお越しいただきました。
体験レッスン・初回レッスン時に即座にこの部分の改善を始めさせていただき、また、この神経痛の影響が全身・演奏時の音や指にまで及んでいることをお話しさせていただきました。また、長年の独学や普段の使い方から影響している演奏時の特徴などもお話し、これらの改善に取り組んでいただいています。
4-2. 生徒様の声
「たった1か所痛めただけで、これが吹き方やアンブッシュアではなく立ち方の問題であったことに驚きました。独学で独特の癖がついていることは自覚があったけれども、立ち方ひとつ変えただけで痛みがなくなり、音や全身に良い影響があることに驚きを隠せない」と仰っていただきました。
痛みが出ていた部分から全身に力みが派生し、適度な脱力が難しい状況でもありました。そのため、これが少しでも楽になられるよう、練習時に痛みが出ていないか・違和感がある部分はないか、レッスン時にはどの部分をどのようにすれば楽になるのか・どのようにするべきではないのかなど、細かくコミュニケーションを取らせていただきながらレッスンを進めさせていただいています。
痛みがなくなり楽に演奏できるようになったため、音も楽で綺麗なものがいつも安定して出せるようになられてきており、「教本で例題をこなして、曲の演奏時も同じように楽に綺麗な音をいつでも出せるようになりたい」と練習やレッスンをご継続いただいています。
5. 学びのポイント
5−1.何が効果的だったか?
当教室のレッスンの特長のひとつに、【生徒さんと頻繁に細かなコミュニケーションを取る】というものがあります。これが大きな効果を発揮したのだと考えます。日本では通常、教示・教授の際にそれらを受け取る側が発言・提議することはあまりないのではないかと推察いたします。
私が日本で学生生活を送っていた際は多少なりともそのような傾向がありましたし、もしかしたら現在でもそうなのかもしれません。しかしクラシック音楽や西洋楽器の大半の発祥地であるヨーロッパではそうではありません。
文化的背景もあるのでしょうが、先生と生徒が密にコミュニケーションを取り、質疑応答やディベートなどがたくさん行われます。分からないことを分かるまで何回も質問するのは…といった事もありませんし、寧ろ分からないままにして後に再度聞くと「なぜ先程質問しなかったのか」と言われてしまいますし、「Yes」ばかりの返答であれば「本当に理解できているのか」と確認されることもあります。
5−2.講師と生徒様との対話が鍵
当教室でもコミュニケーションや質疑応答を大事に考えておりますので、生徒さんにご納得いただけるまで一緒に考え、深堀りさせていただきます。
生徒さんが気になっている点と私が気になっている点に相違がないかどうか・生徒さんご自身がどの問題をどのように捉えていらっしゃるのかをコミュニケーションさせていただきます。結論や方法だけお伝えすることはしません。状態や過程もきちんとお話させていただき、ご納得いただいた上でその方法を試していただきます。
こういったことが結果として、生徒さんが大きな効果を得られるにあたりサポートの1つになったのではないかと考えます。
5−3.継続の重要性
私はレッスンで1つの事ができるようになったとして、これに再現性がないことにはあまり意味がないと考えています。なぜならば、再現性を持たせられなかった場合、生徒さんは当教室のレッスンの場以外の場所ではそれができないからです。
レッスンの場でできた後に、生徒さんおひとりでも、また、他の場所や状況下においてもそれがデフォルトの状態としてできるようになっていただきたく、そのために次回レッスンまで練習をしていただくのです。
練習は生徒さんがお1人で行う自主練習となりますので、どこかで必ず疑問点が出たり、ちょっとした修正点が出てきます。これをレッスンの場で軌道修正したり、さらに深堀りすることを繰り返し、効果や成果を得ます。
よってこのサイクルを【継続すること】が重要となります。もちろん無理をして自主練習をする必要はありませんし、分からない部分を無理に悩んで実行する必要もありません。
しかし、分かる部分だけでも試しに練習していただいたり、レッスン時に疑問点を解消したり深堀りすることをご継続いただくことが大きな近道となります。
6.結論
6−1.再確認
当教室にお越しいただく生徒さんは、大きな成果や自信を得ることに成功されています。これと同時に新たな出会いや楽しみ・発見を得ることにも成功されています。
これらの要因のひとつとして、レッスン内容なども関連があるのかもしれませんが、それ以上に生徒さんがレッスン内容を反復・練習され、レッスンをご継続いただいたおかげなのです。
仮に当教室のレッスン内容が有意義なものであったとしても、これを生徒さんに日々の演奏に取り入れたり反復していただけなければその効果は半減してしまいます。
レッスンやご自身の練習をご継続いただけたことで問題や違和感を感じておられた部分を気にかけなくても良い状態になったため、より演奏を楽しむことや音楽・自己表現によりフォーカスすることができるようになられ、また、次回もアンサンブルの楽しさを体験したい、などご自身で自信や前向きな姿勢を得られたのです。
最後に
フルート演奏に悩まれている部分がおありでしたら、新しい可能性を探ってみませんか? もしかしたら何かしらのヒントや突破口を見つけることができるかもしれません。
もしすぐに見つけることができなかったとしても、私はあなたとそれらを探り当て、解消したいと考えています。
新たな楽しみや出会いをあなたのフルートとともに体験できたとしたら、それはとても素敵なことです。ぜひ無料体験レッスンにお越しください。
ご意見・ご感想を
もし宜しければ、体験談を是非お寄せください。あなたの体験談やご友人の体験談、また、ご質問などもぜひ当教室にお聞かせください。
その中には嬉しい結果や成果・自信を得られるためのヒントがたくさん隠されています。あなたとフルートの音楽の旅のサポートをさせていただけますととても嬉しく存じます。
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